Update:2013.11.06[Wed]Category : SURF

表情の激しいギャップが魅力の、ユーラシア大陸の果てにある街


 ポルトガルの中西部にあるナザレは、屈指のビーチリゾートとして、美しい砂浜が魅力的な場所。首都のリスボンから北へ1時間ちょっと。そのため夏にはいろんな国から観光客が集まってくる場所です。

 そして、キャノンがミラーレス一眼、EOS M用のCM撮りをした場所も、このナザレ。クリエイティブディレクターの森本千絵さんはサーフィンをしていて、そのためもあってか、ポルトガルならではの美しい町並みを切り取りながら海を入れる、というディレクションをされていました。

 ちなみにスチールカメラマンとして同行した山田博行さんは、長らくスノーボードの世界で映像や写真を数多く残してきた人。サーフィンもされていて、ずっぽり横乗りの人であるのですが、最近では広末涼子さんを起用したniko andのCMも撮られています。

 CM内で使用された雪山(きっとアラスカの空撮です)は、もちろん山田さんによる映像。同様の世界観は、撮影から編集まで手がけたプロスキーヤーの佐々木大輔さんにフォーカスした映像『エンド・オブ・ザ・ライン』でたっぷり味わえます。

 さてナザレです。すでに記してきたように、多くの旅行者にとってナザレはのんびりと過ごしたい素敵なビーチリゾートであるわけですが、11度の世界タイトル保持者であるケリー・スレーターにとってはちょっと異なるようでした。

Kelly Slater * Alone in Nazare from Wonderland Prod on Vimeo.

 これはサーフィンの世界大会(世界サーフィン連盟によるWCTツアーの1戦@ポルトガル)に出場するためナザレを訪れた際、たったひとりで波と戯れていた映像です。

 見るからに波は大きく、クオリティーも「???」ですが、彼にとってはサーフするのに十分な波だったようです。それにしても、ここまでケリーが波に巻かれる光景を見るのも久々。それだけ波が激しかったのだと思われますが、実はナザレはビッグウェイブ好きが狙い続ける波がブレイクする場としても知られているのです。

 この写真は先月末、ブラジル出身のカルロス・ブールレがライドしたナザレの波。世界最大級の波だったという話が伝わってきています。すべての物事は多面体ではありますが、ここまでギャップの激しい場所も珍しいと思われます。あまりの多様な表情に、そして近年盛り上がっているというポルトガルのサーフシーンに、来夏はユーラシア大陸の果てにでも行ってみようかな、なんて考えはじめたところです。

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