Update:2015.07.25[Sat]Category : GOOUT

便利、簡単、痛みなし、血中酸素濃度と脈拍数を計る「パルスオキシメーター」

これは血中酸素濃度を計ることができる機械。登山家にとっては高山病にかかっていないかチェックするためによく使われるツールの1つだ。

パルスオキシメーター(pulse oximeter)とは、指先に洗濯バサミのように取り付けて脈拍数と動脈血酸素飽和度(SpO2)をモニターする医療機器である。この機器を指先につけ、スイッチを入れると測定が開始され、約10秒ほどで結果が表示される。針で刺したりするわけではないので痛みも全くない。


病院にも耳や指先につけるタイプの物があったり、救急隊員が携行し患者の容体を調べる際に利用されている。 容体を調べる際のABCD,(エアウェイ、ブリーズ、サーキュレーション、デフィブリレーション、日本語で気道、自発呼吸、血液循環、心室細動)でもまず見るのは脈がとれるかどうか、気道は確保され自発呼吸はあるかであるが、呼吸がうまくいかず酸素がうまく取り込めない状態であれば血液中の酸素濃度(SpO2)は正常な95%~100%ではなく80~90%など低い値を指す。

事故や災害の現場で脈があるかどうか、呼吸があるかどうか確認するのは非常に難しい。

しかし、脈拍、酸素循環がうまくいっているかいっていないかがパッと見でわかる優れた機械、それがパルスオキシメーターである。登山家にとっては高所登山中に高山病にかかっていないかチェックするためにパルスオキシメーターを携行したりと、なじみのある機械であったりする。

ちなみに、筆者も富士登山中にフラフラになって高山病になってしまったかもしれない、と思った時パルスオキシメーターで測ってみると、案の定82%という低い数値であり、その日は高度を下げたテント場に宿泊した経験がある。下の動画でパルスオキシメーターの動作状況、息を止めてみるとモニターがどう変化するか、ターニケットで血流を止めるとどう表示されるか実験してみた。

「脈拍、血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターとは」

同機器は非常に小型で単4電池2本で作動する。日常的に持っていても苦にならない重さなので、バッグの中に忍ばせていても苦にならない重さだ。

私は常日頃から持ち歩く救急セットの中に常に入れている。 難点といえば、スイッチを入れてから計測が終わるまで約10秒かかるという事、液晶部分の明るさが弱く直射日光下ではやや見にくい点があげられる。

とはいえ、いざという時に非常に重宝するものであることは間違いない。

価格も一昔前は一個10万円していたが、最近は1万円付近、1万円を切るものもある。

ぜひ購入を検討してみてはいかがだろうか?

パルスオキシメーター「CMS―50DL」仕様
・メーカー:CONTEC
・型番:CMS-50DL
・大きさ:58.5mm(L) x 31mm(W) x 32mm(H)
・電源:単四電池2本

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