宇宙ステーションからの台風画像「どうか、皆様ご無事で」
この写真は日本人宇宙飛行士の油井亀美也さんが上空４００kmを飛行する国際宇宙ステーションから台風１６号を撮影し、油井さんのTWITTERに８月２２日に投稿したものだ。
「この写真を撮り、皆さんに台風対策をとって頂きたくて、夜更かししました。台風の目が恐ろしい悪魔のように見えました。２枚目には関東が一緒に写っています。どうか、皆様ご無事で。。。」
と宇宙からメッセージを送る。
台風１６号は進路を北北東に変えて進んでいる。
一方、気になるのは台風１５号。
２３日２０時発表現在、強い台風１５号は沖縄県西表島付近を時速15kmのスローペースで北北東に進み、２４日午前〜正午には八重山、宮古島、沖縄本島に、夜にかけて鹿児島の奄美地方に、２５日午前には九州に上陸する恐れがあるので注意が必要だ。
サーファーにとって台風は特別に意味のあるものである。台風が遥か沖で強い風を作り出し、海に吹き付けると、波の素となるウネリが生まれる。そのうねりが海岸に届く頃には大きな波となって波打ち際でブレイクする。
しかし台風は、大きな波をもたらすだけではなく、強烈な潮の流れをも発生させ危険をともなう。
初心者や中級者であっても潮に流され、ビーチに戻れなくなることもある。サーファーが一般市民を助ける例もあればサーファー自身が流されてしまうニュースも後を絶たない。
海の遊び、スポーツは常に危険と隣り合わせであり過信は禁物。
「どうか、皆様ご無事で。。。」
宇宙から台風の全貌を見た油井さんは「台風の目が恐ろしい悪魔のように見えました」というように、自然の威力は人間には到底、太刀打ちできないものである。
波をもたらす台風には、なんどきも謙虚に身の程を知り、行動する事が必要だ。
過信せず謙虚な行動は、サーファーにとって必要なルールでありマナーでありエチケットなのである。
■油井亀美也さん TWITTER
https://twitter.com/Astro_Kimiya/
