サーフィンは基本的に、サーフボード、フィン、リーシュ、ワックス、ウェットスーツしか使わないシンプルな遊び。だからサーファーにとってサーフボード選びは1番に重要な事になる。
最近の大手サーフボードメーカーのカタログには、モデル名、お薦めのレベルや波のサイズ、体重別の適正サイズや容積サイズがリッター表示されるようになった。それにより購入する側も自分にあったサイズが選びやすくなった。
しかし実際にカタログ上で吟味したサーフボードを手にいれても、海に行ってパドリングしてみると、なかなか理想通りには行かないのが、世の常である。そんな時にお薦めなのがカスタムオーダーのサーフボードだ。
01.
デザイナー選び
普段、サーフィンをするホームグラウンドで1番調子の良いボードを手に入れる為に重要なのはデザイナー選び。
デザイナーはサーフショップでボード選びを担当してくれる人や、上級者であなたのサーフィンスタイルを深く理解してくれている人が良いだろう。もちろん、その人がシェーパーであるにこしたことはない。自分と同じような体型のシェーパーはあなたの悩みについても理解を示してくれるはずだ。
痩せているシェーパーには太った人のフィーリングは分からないし、太ったシェーパーにはジャンプ力のある若者の気持ちはなかなか理解できないのである。
02.
サーフボードのタイプ選び
あなたの欲しいタイプのボードが、あなたに取って1番良いボード。選択肢の多いなかでミニボード、ハイパフォーマンスショートボード、ミッドレングス、ロングボード等の中から、オーダーするタイプを、はっきりと決めておこう。まずはどんな波で、どんなサーフィンをしたいのか理想のサーフィンを頭に浮かべてみよう。これがサーフボード選びの重要なポイントだ。
03.
サーフボードの長さ
次に決めておきたいのは長さ。長さはシェーパーの持っているテンプレートや原材料となるブランクスの種類によっても限定される場合もあるので、サーフボードのタイプとともに大体の希望の長さを決めておこう。幅や厚さは、普段乗る波を基準にしてシェーパーさんに相談すれば良い数値を提案してくれるはずだ。
サーフボードは長さと幅が決まればだいたいのフォルムは決定される。このとき厚みや幅は常識の範囲決めてからシェーパーに相談すると良いだろう。極端に厚すぎるボードや広すぎるボードは機能しない事が多い。すでに多くのモデルを持っているサーフボードメーカーであれば、モデルを選べばサイズもほぼ決まっているので、少し調整してもらうだけでご希望のタイプのサーフボードが手に入る。
04.
フィンセットアップ
フィンはあなたのお好みの物が良いだろう。機能を求めながら、自分にあったセッティングを探すならマルチプラグ。(シングルから5フィンまで対応可能)。
またはシングルフィン、ツインフィン、トライフィン、クワッドでもあなたの好みで選べば良い。
05.
カラーリング
色はクリア、エアブラシ、ティントカラー、ピグメント、ピンストライプ等、好みにあった物をオーダーしよう。細かい色指定には色見本をオーダー用紙につけると希望のカラーのサーフボードが手に入る。
この5つのポイントを押さえてサーフボードをオーダーすれば、きっとあなたはマジックボードを手に入れることができる。
カスタムオーダーで、自由自在にコントロールできるマジックボードを手に入れよう。マジックボードを手に入れれば、サーフィンはますます楽しいものになることは間違いない。
All Photos taken by Jun Ikeda