Update:2016.07.09[Sat]Category : LIFE

「自由」と「不自由」と「ドロップアウト」

「自由」と「不自由」と「ドロップアウト」
-Prologue プロローグ-

Big sky
広くて青い空には、喧騒もなく自然だけがあり、自由に見える。しかし、広すぎる空は、それがシェルターにも思える。とてつもなく大きく青い蓋(ふた)…。広すぎる空は、自由すぎて蓋をされ、かえってなすすべもなく虚無感を覚えることがある。

Deep sea.
果てしなく広大な深海には、喧騒もなく自然だけがあり、自由に見える。しかし、広大で静かなる海は、それが孤独空間にも思える。とてつもなく静かな青い牢獄…。広く孤独で、かえってなすすべもなく、虚無感を覚えることがある。

時間がなかったり、家族からの監視や制約があったりすると「自分には自由がない」と思うことがあると思う。

自分も物心がついた学生時代に”親の監視や田舎の近所の目が息苦しい”と感じ、社会人になれば”組織の息苦しさや制約が息苦しい”と感じ、ある種の「不自由」から開放されたいと思ってきた。
親や親戚や近所には「不自由」しか感じず、「ごちゃついた都会の喧騒(けんそう)」には自由があると思っていた。

しかし、「喧騒」にも「自由」はなく、結局は週末に遊んだり1日のうちでほんの数10分でも数時間でも自分だけの時間を作るとか、旅行に出かけることで、小さな「自由」を手に入れて気分転換をはかってきた。

いま痛切に感じるのは、「自由」ほど「不自由」なものはない、ということだ。

「不自由」とは人や組織などのもとで保護を受けている証。会社、親、子供、あらゆる人間関係の中に存在していることの証である。

チーム行動だから自分の意思にそぐわないこともあるし、自分の役割が決められていて思い通りになるわけでもない。完全に自由になりたければ、チーム行動から脱落するしか方法はない。

しかしこうして筆者である自分が、少しばかり組織というルールからはずれ「自由」になり、また家族という制約もない状態で「自由」に振る舞ってみると、ある意味、何も決まっていない白紙の状態で動き回ることになり、結局、「自由」は孤独という人間関係を持たない状態となり、そんな”無縁”なる状態から「食べるため」「生きるため」にお金を稼ぎ生きていくこととなり、それは、思うより結局のところ難しいということだった。

日本という国に生きている以上、まったくの「自由」はないのだが、結局は人間である以上、どこかで人間関係やルールという「不自由」な制約を受けて生きなければならないということだ。

また「自由」にやりたいなら、むしろ、みずからルールや組織を生み出していかねばならない。自分の意思、やりたい通りに「自由」なコミュニティや社会を作りたいと思うなら、相応の能力や道徳心が求められる。その新しいルールや新しい組織が作れる人だけが、真なる牽引者となれるのである。

ところで、カウンターカルチャーという主流の体制的な文化に対抗する文化がある。

かつて音楽だったり、サーフィン、だったりアートだったり、いわゆるヒッピー、ウッドストックのような象徴的なものが過去にはあったが、そんなカウンターカルチャーの気風は、時間の流れとともに変化・変貌しているように思う。

ドロップアウトという言葉がある。いわゆるルールからの離脱。

今でこそ、そのルールに反し生きているヒッピーは見ることはほぼない。しかし、社会に縛られるのが嫌で、社会に所属せず、自分の思うがままに生きている人、”無”の状態で、自分のやりたいことをやって生きている人がいる。好きなもの、ことだけに集中して生きる、、、たまにそんな極端な人が、万に1人いるかいないか、、見かけることがあるが、社会とのコミュニケーションはとれなくなっていく。

もどかしそうにもしているし、それが幸せにも見えるのだ。

一体、何が「自由」で「不自由」か。

ただ言えるのは、「不自由」な状態が不幸なのではなく、むしろ、ルールや人間関係なる「不自由」は自由にいきていける”幸福なる環境”であること。

そんな環境の中でも、やり甲斐や幸せを感じ生きていくことが、最善で最良の”幸せ”であり”自由”なのではないか、、、ということ。

そして、既存をぶち破って、新しい「自由」を探し、無から有を築ける人だけが、新しい世の中を作る。

今、ご飯が食べられ、生きていけることは、本当に凄いこと。

この話に実感がわかなかったとしても、人生を精一杯生き抜いて末に、ようやく、あの世で幸せを実感する事かと思う。

人生とは、そんな葛藤の中で与えられる試練そのものであるのだ。

-epilogue エピローグ-
-独立起業で人生のステージが変わり学んだこと- 

1円は実に重いという事。不自由と思っていたことが実は自由であり、自由と思っていたことが不自由である事。ラッキーは無い事。社会の信用は資金力である事。人の信頼は時間の長さという情か時間にとらわれない情熱である事。借金は能力がないと出来ない事。金が心を満たすわけではない事。どうにもならない事態がある事。出会いに偶然はなく必然である事。人生を精一杯生きたならば、いつ死んでも後悔しないだろうという事。戸籍にない他人にも無償の愛が芽生えるという事。真なる孤独。

photo by brownpau : White Sand Underwater

田中 菜穂子 / BLUER 代表

田中 菜穂子 / BLUER 代表

たなかなおこ。BLUER代表。雑誌「サーフィンライフ」編集者を経て、携帯imodeコンテンツ開発に従事。波情報「なみある?」設立ほかコンテンツITビジネスを推進。2014年より「BLUER」創設。
田中 菜穂子 / BLUER 代表

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