Photos by "moo" kitamura&Local Surfers,Many supporters.
Text by Yoshishiro "moo" kitamura×BLUER


最終章
ー MIYAZAKI to TOTTORI ー

LANI&MOO
車泊の旅スペシャル・エディション。
『九州を最終目的地にすること』だけを決めて
どこを通るかも、いつ着くかもわからない。
東京、愛知、大阪、熊本、鹿児島、宮崎、大分…
出発から走行距離2000キロ、2週間を超え
旅はいよいよファイナルへ!


東京を出発した「車泊の旅」はすでに走行距離2000キロを超え、2週間が経過しようとしていた。

九州に上陸してからというもの、宮崎⇔大分と移動してきたが、台風からのウネリも落ち着いたこともあり、宮崎のベースへ一度帰還。
幻の波にも踏ん切りをつけ、のんびり過ごすことにした。

週末ということもありビーチは海水浴客やサーファーであふれかえっている。
夜になっても駐車場には車が多く、キャンプしている家族などたくさんの人々であふれている。
さすがに賑わっているので少し離れた「道の駅」へ移動して、そこで車泊することにした。

この道の駅は、敷地も広く設備や樹木などの手入れが大変すばらしい。それでいて寝ている車は数台しかない。
多くの県の「道の駅」を見てきたが、今まで立ち寄った中ではNo. 1。とても静かで落ち着く「道の駅」だ。

しかし場所は変われど、夜中は相変わらず暑くてたまらない。毎夜、やってることは同じなのだ。

夜中に目が覚めエンジンタイマースタートし、クーラーをつけて快適熟睡をする。
しかし…。30分後に涼しさはどこかへ。2時間後には暑くて呼吸困難、大汗で目覚め、そしてエンジンタイマー…。

一夜で約3回もこの行動をする。慣れない人はこの真夏の車泊は危険だ。
しかしエンジンスターターというリモコンは、実に便利だ。


夜は早く寝るために朝は目覚めが早い。

そして早朝、波の音で目覚めるのも格別である。

天気が良いこの日。
リアハッチを開けて、海から昇る朝焼けのサンライズを見ながら起床した。

こんなことができるのも、「車泊」の醍醐味である。
この写真は、その朝焼けのシーン。BLEUR号から見える自然の神秘。波の音、そして昇る太陽。
右上の画像をタップすれば、その時の素晴らしさがわかるはずだ。ぜひ映像を見てほしい。


さて旅は素晴らしい自然だけではなく、その土地の友と久しぶりの再会を楽しむことも感動のひとつ。

九州・宮崎に行くようになってから、自分もラニのことも、親身に心配してくれる友が宮崎にたくさんいる。
宮崎・日向の仲良しグループで細島ローカルのNaoちゃんが、恒例の「たこ焼きパーティー」をしてくれるとのことで、仲間がビーチに集結することになった。

サーフィンの後に海を見ながら、みんなでワイワイと焼いて食べる「タコ焼きパーティー」は最高。
味にもこだわりがあって、前日から仕込む”こだわりのたこ焼き”は本当に美味しい。
いくつ食べたかわからないが、お腹がいっぱいになっても、何個でも食べれてしまう絶品。

楽しく素敵な仲間や美味しいものを食べられる時間は、あっと言う間に過ぎていく…。


そんなとき、台風も次々に発生してきて、人がいないために情報の取れない隣県の〝幻のスポット”が気になって仕方がなくなってしまう。
いてもたってもいられないので、一か八か、再度、戻ることに決めた。

高ぶる気持ちとは裏腹に、その隣県の海は、静寂そのものだった。

どうしようか…。今後の行き先を迷っていると、犬友でありサーフィン仲間のK氏と出会い、久々に再会がてら海水浴をすることに。
サーフィンもいいが、楽しく海水浴で童心に還るのも楽しいもの。はしゃいだ後のランチは、この旅で一番豪勢な”海鮮丼”で舌鼓!
サザエは殻つきでドーンと丼に君臨!地魚やヅケ、カンパチも旨くて仕方がない。
こうして地域の地のものを頂く瞬間が最高に幸せだ。

この丼をぶり食べて幸せな気分に包まれながら、さりげなく波情報を見ると、日本海側にも良い波が入り出したと記載がある。

日本海…。

この瞬間に、九州にも踏ん切りがついて、自分にとっては初めてとなる日本海西側へ、旅立つ覚悟を決めた。

どうしても行ってみたかった。日本海西側へ。その場所を思うと、心が弾んだ。


その場所とは鳥取県。九州から一気に駆け抜けていった。

約6時間で九州から関西に入り、そこから鳥取道へ。
途中どこかパーキングで気絶したが、どの辺りのパーキングだったかは不明だ。

鳥取県といえば砂丘で良く耳にする観光名所。しかし、着いてみれば鳥取はサーフポイントだらけだった。

ポイントはたくさんあるのでナビを頼りにチェックをしていくうちに風が吹いてきて、コンディションが落ちていくのが分かる。

とりあえず早く入ろう…。


最初に初めて入ったポイントは岸壁岬が出ているロケーションの良いポイント。絶景の上に水もきれいで空いている。

初めての場所は興奮するものだ。

そして日本はすばらしい絶景がたくさんあることも痛感した。

海外も良いけれど、日本という島国は、まだまだ知られてない場所や人の手が入ってない絶景スポットが無数にある。
こんな場所は変えずに、そっとしておきたい。

時間は短かったが色々な場所でサーフィンした。そして、とにかくたくさんのポイントを見てみたかった。
次回ゆっくり再来する為に…。


いよいよラニが暑さで疲労感が出てきたようだ。
自分は元気であるが、やはり暑さのために記憶が飛ぶ。いったい今日が何日?何曜日なのか?

旅は東京を出発してから随分時間が経過した。
『九州を最終目的地にすること』だけを決めて、どこを通るかも、いつ着くかもわからない旅が、いよいよ終わりに近づいてきた。

九州から思い切ってやってきた、自分にとって未開の地・鳥取で見たサンセットは、最高に綺麗だった。
神々しい夕陽が海に落ちていく。しばらく黄昏(たそがれ)て、陽が沈むのを、ただただ見ていた。

太平洋側とは、全く逆の現象。

「陽は沈み 陽は昇る」
The sun sets , rises again.

そんな言葉がよぎった。
また違うどこかの場所で、この瞬間を見るために、旅を続ける。車泊の旅へ。ずっと、いつまでも、人生ある限り、旅をしていきたい。

最後に。今回の車泊の旅で、各所で大勢の皆様のご声援と、多大なご協力によって、旅を無事に終了する事ができましたことを心より御礼もうしあげます。
本当にありがとうございました。

またBLUER / Shahaku プロジェクトチーム並びにサポートして頂いた皆様に感謝いたします。

※総走行距離 4,342km, 車泊日数 26日

いつもご愛読いただきありがとうございます。
26泊、4,342kmロードトリップが無事に、無事に終了しました。
そして「車泊の旅」はつづきます。
Lani&Mooに聞きたいこと、皆様のエリアへの訪問リクエストもお待ちしています。
専用メール shahaku@bluer.co.jp
皆さんと、どこかの地でお会いしましたら
ぜひ声をかけください。
2017年もお楽しみに!

words by BLUER



(c)車泊プロジェクト|#shahaku Project Team & Special Supporters|CARVIN -カーヴィン | BLOOM -ブルームコーポレーション|DOPPELGANGER OUTDOOR-ドッペルギャンガーアウトドア|BIBI LAB-ビビラボ|DUB STACK-ダブスタック|真田の台所-サナダのダイドコロ|CLIFF BAR-クリフバー

※このプロジェクトに賛同・協力くださっているメーカー・企業の皆様、旅の撮影にご協力いただいていたLani&Mooサポーター、各地域の皆様に心から感謝申しあげます。
今年1年間、ご支援いただきありがとうございました。
※撮影には多くのローカルの方やサポーターの方の協力により写真や動画を撮影しております。皆様により臨場感を感じて頂くため、要所で同乗による風景撮影をしております。
今後も安全第一で撮影してまいります。

北村 吉代/ Team BLUER

北村 吉代/ Team BLUER

●きたむらよししろ。Team BLUER & Producer. JPSA公認プロロングボーダー。旅人。「車泊の旅」主宰。24h常に一緒に生活し柴犬ラニを溺愛。●柴犬Lani (ラニ)Birth 2007.11.14 メス。性格はやさしくて思いやりがある。自分を人間と思っている。日本で一番旅行している柴犬