2015年のBLUERの記事で、当時NYで流行しているという「コンブチャ」なる飲み物を取り上げたのだけど、今2019年。
この「コンブチャ」はアメリカですっかり定着した飲み物になったみたい。特にオーガニック・スーパーになればなるほど「コンブチャ」率が高い。
味は酸味があってリンゴ酢のような味わい。
昆布が入っているのでは?とでも思ってしまうのだが、いや昆布は一切入っていない。
今一度、「コンブチャ」をおさらいすると、その正体は紅茶キノコ 。起源は中国やロシアなどと言われているが、日本でも1970年代にもてはやされていた。
その実は、紅茶やウーロン茶、緑茶などに酢酸菌酵母類などの微生物でできたゲル状のものと糖質を入れて培養した健康飲料。液体の底には、ちょっぴり怪しげな沈殿物がゆらりゆらり。。。ビジュアルだけだと「これ、本当に飲んでも大丈夫?」と、にわかに不安がよぎるが、そこはご安心を。口にすればほのかな酸味で口当たりもよくまろやか。
ソーダ水など他のドリンクで割って飲むもよし、ヨーグルトに混ぜたりシロップ代わりにしたりと、色々な形で楽しめるのが魅力。
豊富な酵素や乳酸菌、ポリフェノールに抗酸化物質、加えてデトックス効果も期待できるとあって、 アメリカではセレブをはじめ、都市部の健康派たちの間ではすっかり定着し、今や街中のグローサリーストアに行けば必ず目にするドリンクとなったのだ。
醗酵食文化になじみがある日本人には、アプローチしやすい飲み物かも。いやしかし、筆者はどうも「昆布茶」をイメージしながら飲んでしまう。
日本人の方はもしアメリカを訪ねる機会があれば、ぜひ挑戦してみて。「昆布茶」の先入観なしに飲めるかどうか!?
Challenge!
Photo: Mombucha
色々なコンブチャが出回っているが、こちらはCAの「KEVITA」。ジンジャー味。グルテンフリー!!
TEXT&PHOTOS:Naoko Tanaka